5月26日(土)大妻コタカ記念会文化講演会「オルガンコンサート」が、大妻学院との共催で開催されました。
開場の5時前から、会場である大妻講堂にはお客様がおいでになり、皆様のオルガンへの期待がひしひしと伝わってきました。
定刻の5時半に開演。大妻学院の花村邦昭理事長のご挨拶に続き、記念会から会長の井上小百合がご挨拶いたしました。このコンサートは、あしなが育英会の東日本大震災津波遺児募金チャリティーコンサートとしており、挨拶の中でも募金の呼びかけがされました。
記念会の文化講演会は会員以外に一般の方にもご参加いただけるもので、今回のコンサートにも近隣の方や中高の保護者の方などたくさんの方がおいでになりました。
演奏はエルンスト・エーリッヒ・シュテンダー氏、ドイツの名高いオルガニストで、バッハの「プレリュードとフーガ」「いざ来ませ、異邦人の救い主」「トッカータとフーガ」、エルガーの「威風堂々」、ベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」の5曲が演奏されました。
大妻講堂のパイプオルガンを縦横に駆使したその演奏は、時に力強く時に優しく、~オーケストラの音色を一台のオルガンで~というサブタイトルにふさわしいものでした。
演奏後、あしなが育英会の方に津波遺児の現状についてお話しと募金の呼びかけをしていただきました。シュテンダーさんと解説の児玉麻里さんは、募金箱の前に立ってくださり、募金をされた方と親しく握手をしてくださいました。
初夏の宵、音響効果の良い大妻講堂に響き渡った素晴らしいオルガンの音色は、ご来場いただいた方の耳にいつまでも残るものでしょう。
ご来場いただきました皆様、そして募金にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
(2012年5月30日記)