10月27日(土)の午後、文化講演会が大妻コタカ記念会館で開催されました。
講師の田中勢子さんは、大妻女子大学文学部国文学科(現日本文学科)の卒業で、大妻同窓会宮城の代表を務めていらっしゃいます。
防災コーディネーターとして「わしん倶楽部」を率い、これまでにも「防災・減災教室』を各地で開き、東日本大震災のご自身の体験も踏まえて防災・減災についての具体的かつ実践的な啓蒙活動を続けていらっしゃいます。
この日は、自分だったらどうする、ということを考えるクロスロードゲームをしながら進行しました。
例えば、「自分は3日分の水や食料を持って避難所に行くことができたが、周りは何も持たずに来た人が多い。そんな状況で、自分の水や食料を出すことができるか」
できる人はYESのカード、できない人はNOのカードを出し、YES,NOそれぞれに問題点をグループごとに考え、それを発表しあいました。
他にも飼っているペットをどうするか等々について考え、それぞれにいろいろな考えがあることを気付かされ、このようなシミュレーションゲームによって、いざという時の対処の仕方が変わってくるのだなと大変勉強になりました。
また35の項目から、非常持ち出し袋に9つのものを入れるとすると、何を入れるかということをビンゴゲームの形式で行いました。
田中さんがご自身で買い集められた防災グッズの説明も加えられ、こんな便利なものが…という驚きとともに、知恵を働かせ、自分で自分の身を守らなければいけないという意識を強く持ちました。
答えのないゲームを中心として各自が考えながら進められたこの講演会は、楽しく、時間の過ぎるのもあっという間で、参加された皆さんに大変喜んでいただけました。
(2012年10月29日記)