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文化講演会「古典落語鑑賞会-古今亭菊之丞を聴く会-」

5月18日(土)大妻コタカ記念会主催の文化講演会「古典落語鑑賞会-古今亭菊之丞を聴く会-」 が市川市文化会館で開催されました。

この講演会は、大妻同窓会千葉設立40周年記念講演会として開催されたもので、実施に当たっては同窓会千葉の方々にご協力いただきました。

この日は『古典落語鑑賞会』として、古典落語の若手ホープである古今亭菊之丞師匠をお迎えしました。

菊之丞師匠は先ごろ二つのおめでたいことがあり、そのことを面白くお話になることから始まりました。

一つは、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞され、その決定を受けた時の様子。

もう一つはNHKアナウンサーと結婚されたこと。

そして本題である噺を、まずは「替わり目」から。

酔った亭主と女房のやり取りが絶妙で、会場からは笑いが絶えません。師匠の江戸弁(「まっすぐ」が「まっつぐ」というような)が、噺をさらに盛り上げる効果になっているように感じました。

そして二席目は「井戸の茶碗」。

正直者のくず屋の清兵衛さんが貧乏浪人から預かった仏像をめぐって、困り果てながら、その浪人の家と細川家の家来の家とを行き来し、そのやり取りを面白おかしく演じていただきました。

二席とも人物の描写が素晴らしく、実力のほどに感じ入りました。会場の皆さんの笑い顔からも同様の思いが伝わってきました。

目の前で古典落語をたっぷりと聴くまたとない機会を得て、とても満足のいく時間を過ごすことができました。

同窓会千葉では10年目にも、真打ちになってすぐの菊之丞師匠においでいただいたとのこと。まだお若い師匠ですので、これから益々芸に磨きがかかり、立派な噺家さんになられることと確信しました。

 

 

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