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大妻同窓会埼玉の総会・講演会

梅雨明けの猛暑となった7月7日(日)、同窓会埼玉の総会が開催されました。

議事はスムーズに進み、埼玉県行田市の蓮の大使である人形造形作家の小暮照子さんによる講演会「蓮の音を聞く」に移りました。

埼玉の市原玲子代表が「天女のよう」とたとえた通り、講師の小暮さんのたおやかな物腰、話し方には、会場の皆さんが魅了されました。

行田市の天然記念物に指定されている「行田蓮」(古代蓮)は1400年~3000年前の蓮であるといわれており、公共施設の建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽して甦り、一斉に開花した極めて珍しいこととして、行田市のシンボルになっています。

小暮さんは、彫塑、日本画を学びながら桐塑、胡粉の指導を受けられ、人形作家として日展に入賞されています。

蓮のスケッチをすることから蓮に魅せられ、風が吹くと揺れる蓮の姿が人間に見えるという思いから、蓮をモチーフにして人体を製作されるようになったそうです。

蓮の花には観音様がいらっしゃるのだから、蓮の花に失礼があってはならない、失礼がないように元気でなければならない、周りの人や環境に逆らいながら生きてはならない、そのような考え方が「蓮の心」であると、おっしゃいます。

人は、その人のドラマを一生作り続けていくことになり、その人の願い次第でいくらでもそれを膨らませ、幸せに向けていくことができる、出会えたご縁を大切にして、大事なものほどみんなで分け合って豊かに過ごしていきたいと、心に沁み入るお話はとても印象に残りました。

蓮の花の命は4日間、午前7:07の蓮が一番きれいとのお話です。

行田市には「古代蓮の里」がありますので、早起きをして出向いて「蓮の心」にふれることができるといいなと思う、心に残るご講演でした。

 

 

 

 

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