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月別アーカイブ: 9月 2013
博物館講座「大妻コタカ先生と大田の庄 甲山」
大妻女子大学博物館収蔵資料の解説として、大妻コタカ記念会の共催である第1回講座が9月28日(土)午後開催されました。
この日は「大妻コタカ先生のふるさと甲山町に関連する資料の解説」をテーマとして、1時間30分真家教授が解説されました。
大妻コタカ先生の遺品の中から見つかった『古都甲山の展望』(昭和31年発行)という15ページからなる冊子をもとに、甲山を含む一帯の”大田の庄”と平家とのつながり、現在もこの土地に残る今高野と高野山との関係などについての解説がなされました。
さらに、昭和34年に完成した三川ダムに関する当時の新聞記事も用意され、ダムの底に沈む久恵部落の人々の悲しみや、離郷式に駆け付けたコタカ先生について掲載された記事が紹介されました。
コタカ先生没後見つかったたくさんの遺品の中の貴重な資料をもとに、このような資料解説が今後も続いていきますので、今回おいでになれなかった方も次回以降どうぞご参加ください。
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大妻神社の例祭
秋晴れのさわやかな日となった9月23日(月)、大妻家のルーツである長野県松本市梓川倭の大妻神社で秋の例祭が行われました。
大妻神社から例祭のご案内をいただき、私、井上が同窓会長野の役員の方3名とご一緒にこの例祭に伺いました。
昭和38年に再建されたという社は杉木立の中に建ち、落ち着いた雰囲気を漂わせています。
舞姫の衣装も整い、宮司さん、総代の方々との記念撮影に私も入れていただきました。
お祓いの後、舞姫による「浦安の舞」が奉納され、男衆が2台の舞台を境内に引き回して祭はクライマックス。
社の中には大妻コタカ先生が落成記念として書かれた額が掲げられていました。
また、総代の中のお一人からは、その方がまだ小さい頃、おじいさんの所によくコタカ先生がおいでになっていたというお話も伺いました。
この石碑は「ごもくめし」にも載っている大妻氏館跡を示すもの。
大妻神社のすぐ近くの田んぼの中にポツンと立っており、この一帯が大妻氏の領地(東西八十間、南北九十間)であったことが示されています。
この石碑は昭和12年に長野県によって建てられたものです。
「大妻(おおづま)」の地は北大妻と南大妻とに分けられており、この場所は北大妻にあたるのだそうです。
大妻神社から車で5分くらいの所にある「野々宮神社」にもコタカ先生ゆかりの額があると教えていただき、訪ねて行きました。
こちらはこの日が宵祭りで、その準備の中、親切に案内してくださいました。
このお宮にあったのは2枚の額。
左の額にはコタカ先生が次のように書かれています。
『めがさめて 見れば うれしや 今日もまた この世の中の 人とおもえば
今日一日腹を立てぬこと 今日一日うそをいわぬこと 今日一日わるくちをいわぬこと 今日一日何事も善意にかんしゃすること
昭和四十年九月二十二日大妻女子大学学長 大妻コタカ 八十一才』
この額を見て、コタカ先生がよくこのことをお話しくださっていた姿が思い浮かんできました。
「大妻」を感じた一日はこのように過ぎ、皆さんに親切にしていただいたことに感謝して帰路につきました。
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卒業生からのお便り
「ふるさと」65号が皆様のお手元に届きましたか。懐かしい母校が、今大きく変貌を遂げつつある様子も見ていただけたと思います。
その「ふるさと」を読んで、昭和60年3月被服学科卒業の塩野(旧姓 野上)雅代さんが、現在のお仕事を通して改めて母校を想い、メールを寄せてくださいました。
ご本人の了解を得て、その内容をご紹介します。
『私は、仙波千代先生の卒論&小笠原ゆ里先生のゼミで学び被服学科を卒業後、府川俊枝先生の服飾工芸学研究室で助手として勤務したのち、地元茨城県で公立高の家庭科教諭をしています。
最近では「茨城県版家庭科学習ノート」も編集しました。大妻でお世話になっている教え子も少なくありません。
一方、平成14年には新教科・情報の教員免許も取得し、現在は主に「情報の先生」です。情報という教科はパソコンを使う場面が多く、IT機器に精通しているように周囲には思われていますが、やっぱり私は針と糸が大好き。週末にロックミシンでワンピースを縫いあげて、月曜日にはそれを着て出勤することも多くなりました。手作り服にビーズをあしらったり、バッグや帽子をお揃いで編んだりとオリジナルのおしゃれを楽しめるのも、30年前に被服学科で学ぶことができたからだとつくづく感謝しています。
昨秋同僚から、大妻の被服学科を公募推薦で受験する生徒の指導を頼まれました。その生徒はAO入試にもチャレンジしていましたが、準備不足で不合格。「どうしても大妻に入りたい。」「自分の選んだ服を着た人が幸せになるような仕事がしたい」という彼女を何とかしてやりたいと、推薦入試日までの短い時間で面接や小論文の指導を何度も行いました。やや気難しい生徒でしたが、私が大妻出身だと知ると少しずつお互いに打ち解けて、意欲的に指導を受けるようになりました。
彼女が持参した大学案内に助手仲間だった大網美代子さんが指導者として掲載されていることを誇らしく生徒に伝えたり、「恥を知れ」・「ごきげんよう」の精神を説明したり、と私にとっても充実した時間でした。母校への熱い思いを伝授し受験に送りだしましたが、残念ながら結果はまたもや不合格。
しかしながらその生徒は最後まであきらめることなく勉強を続け、今春一般入試で別の大学へと進学していきました。
今日届いた「ふるさと」で大妻女子大学の入試状況を読み、頑張ったその女子生徒を思い出しながらメールをさせていただきました。
教育の現場で日々働けることに感謝し、今後も指導に尽力していきたいと思います。』
大妻への入学が叶わずさぞ残念な思いをされたことでしょうが、教え子さんの夢が大きく開くことを願わずにはいられません。
教育現場でこうして頑張っている人から、大妻の教えが伝わっていくことが何とも嬉しく有難い思いがしました。
大妻コタカ先生は、「女性は良妻賢母であれ」と言われていた時代に、「良妻賢母にとどまらず立派な社会人であれ」と一歩先に行く考えを持ち、女性の自立を促されました。
今回塩野さんからのメールをご紹介しましたが、たくさんの卒業生が社会のあちこちで立派な社会人としての生き方をされています。
その様子を記念会までお知らせいただきたいと思っています。
たくさんの方からの投稿をお待ちしています。
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秋のごもくめし風そよぐコンサート
広島県の大妻コタカ先生の生家では、定期的に「ごもくめし風そよぐコンサート」が開かれています。
これは、生家を利用して営まれているお食事処「ごもくめし」の店主ご夫妻が地域や近県の皆さんに楽しんでいただこうと企画・運営されているもので、毎回趣向を凝らし回を重ねて来られました。
この秋には第15回目となり、
10月13日(日) 13:30 開演(13:00開場) の開催になります。
おいでになれる方はどうぞ奮ってご参加ください。
お問い合わせ・お申し込みは
「ごもくめし」 ℡ 0847-24-0033 (広島県世羅郡世羅町川尻914-1) まで。
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oxford語学研修から帰国
9月12日(木)、2週間の語学研修を終えた8名は無事に成田空港に降り立ちました。
日本とは違って寒いくらいの日もあったようですが、みな元気で「あっという間の2週間だった」と話しており、充実した楽しい2週間を過ごしてきた様子が伺われました。
また次回、たくさんの卒業生の参加を願っています。
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