大妻女子大学博物館収蔵資料の解説として、大妻コタカ記念会の共催である第1回講座が9月28日(土)午後開催されました。
この日は「大妻コタカ先生のふるさと甲山町に関連する資料の解説」をテーマとして、1時間30分真家教授が解説されました。
大妻コタカ先生の遺品の中から見つかった『古都甲山の展望』(昭和31年発行)という15ページからなる冊子をもとに、甲山を含む一帯の”大田の庄”と平家とのつながり、現在もこの土地に残る今高野と高野山との関係などについての解説がなされました。
さらに、昭和34年に完成した三川ダムに関する当時の新聞記事も用意され、ダムの底に沈む久恵部落の人々の悲しみや、離郷式に駆け付けたコタカ先生について掲載された記事が紹介されました。
コタカ先生没後見つかったたくさんの遺品の中の貴重な資料をもとに、このような資料解説が今後も続いていきますので、今回おいでになれなかった方も次回以降どうぞご参加ください。