来る3月8日(土)午後2時から、大妻女子大学本館11階において、大妻コタカ記念会主催文化講演会「三番町界隈の今と昔」を開催いたします。
古くからたくさんの歴史上の人物や文人が住んでいた番町界隈、とりわけ大妻ゆかりの由緒ある三番町界隈についてを、大妻中学高等学校の寺尾隆雄教諭がお話しくださいます。
どうぞお誘い合わせのうえおいでください。講演会についての詳細は、大妻コタカ記念会ホームページで。 http://www.otsuma-kotaka.or.jp/?news&d=20140128
また、会場となる大妻女子大学本館11階には「江戸の街の今と昔」を描いたチェンジングアートが設置してありますので、そちらもお楽しみください。
大妻とこの三番町との出会いは大正6年(1917年)にさかのぼります。
それまで山階宮(やましなの宮)邸の官舎(現在の千代田区富士見町の地)を教場としていた「大妻技芸伝習所」は前年に各種学校としての設立認可を受け、生徒数も年々増加の一途をたどっていた上に、宮家の改築が伴い、学校用地の取得が急務になっていました。
そして八方探した結果、大正6年、旧幕臣佐野善左衛門邸跡である現在の千代田キャンパスの大学校舎北側にあたる麹町区上六番町7の土地を購入し、移転したのです。(その後南側の土地も購入)
幸いなことに山階宮家から校舎としていた建材を拝領し、華頂宮家からいただいた通用門を校門として新校舎が落成しました。この宮家への恩義が大妻の旧校歌にこめられています。
私塾を開いて9年目にして、大妻良馬、コタカ夫妻の手になる学校が三番町のこの地にこうして築き上げられたのです。