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日別アーカイブ: 2014年6月23日
大妻コタカ先生生誕130年祭 盛大に
大妻学院の創立者である大妻コタカ先生は、1884年〈明治17年)6月21日に広島県の世羅町でお生まれになりました。
その日からちょうど130年に当たる6月21日(土)に、世羅町で「大妻コタカ先生生誕130年祭」が、大妻コタカ先生顕彰会の主催で行われました。
世羅町では名誉町民として称えられ、この日も大勢の方がおいでになりました。
左は庁舎内の名誉町民の写真
初めに、顕彰会会長でもある奥田世羅町長は「女性教育者の先駆者として世羅町が全国に誇れる大妻コタカ先生の、その教えを未来につなぐことができるように努めていきたい」という力強いお言葉で挨拶をされました。
続いて大妻学院の花村邦昭理事長が「大妻コタカの人と思想』と題して講演をされました。
『女性は自立して、自ら社会に出て貢献すべきである、そのためには手に職をつけ職業婦人として活躍せよ』という大妻コタカ先生の教育は、男女共同参画社会を目指す現代においてこそ見直されるべきものであること、大正、昭和の時代から外国人の受け入れを進んで行い、近隣国との友好を大切に、今でいうグローバルな教育を行っていたことなどが話されました。さらに、「恥を知れ」「らしくあれ」「報恩感謝」「有言実行」などを具体的な話を交え説明されました。
会場の方々は、皆さん熱心に耳を傾けられ、中にはメモを取りながら聴き入っておられました。
午後からの甲山中学校の生徒さんの発表では、甲山中学校の生徒会で「実現ー大妻コタカ先生の思いを受け継ぐ生徒会ー」をスローガンに活動していることが紹介され、全校で『ふるさと学習』として、大妻コタカ先生についての学習を、修学旅行で大妻を訪れる前の調べ学習としていることが発表されました。
スローガンが全校生徒に浸透するようにし、「恥を知れ」を大切に、自分を磨き高めていく努力を一人ひとりがしていけるように、という真摯な発表には大変感心しました。
続いて行われた甲山中学校吹奏楽部による大妻の校歌の演奏はとても素晴らしいものでした。
最後に50年前の和装、洋装でのファッションショーが行われ、盛況のうちに生誕130年祭が終了しました。
また、間にはシャトルバスで生家への訪問も組み込まれており、生家横のコタカ先生も喜んで皆様をお迎えされたことでしょう。
会場には叙勲の勲章や、叙勲のお祝いとして賜った高松宮様からの帯、秩父宮様からの着物のほか、コタカ先生が書かれた軸や色紙のほか、記念会が提供した写真の数々が展示され、皆さん大変興味深くご覧になっていらっしゃいました。
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