東日本大震災から4年。原発事故の影響を受けて福島県大熊町立大野小学校と熊前小学校の2校は、会津若松市の旧河東第三小学校への移転を余儀なくされました。
右の写真は、大熊町での4年前までの熊町小学校と大野小学校。
3年前に大妻女子大学準教授水谷千代美先生による「被災地『きずな』プロジェクト」が発足しました。
被災地の小学生が元気に活動してほしいという願いを込めて、上記の2校に機能性Tシャツを寄贈する計画が大妻女子大学の「地域貢献プロジェクト」の一つとして昨年から進み、いよいよ3月18日(水)にその贈呈式が行われました。
このプロジェクトは3年前に岩手県釜石市内の小学校5校に、大学生とともに制作した機能性Tシャツを寄贈することから始まり、寄贈先の小学校に大変喜ばれ、プロジェクトの継続をという強い声を受け、今回はその中の一校である釜石市立白山小学校の児童との連携によるTシャツを福島県の小学校に贈るという計画で進められました。
寄贈先の小学校の選定にあたっては、卒業生のネットワークで小学校を紹介をいただきたいという依頼が大妻コタカ記念会に寄せられ、大妻同窓会福島代表の武藤みや子さんのご尽力によって、趣旨にぴったり合致した小学校をご紹介いただきました。
武藤さんには、被災小学校2校に連絡を取っていただき、直接校長先生に会って趣旨を説明いただくなど、多大なお力添えをいただいて感謝に堪えません。
3月18日はまだ周辺には雪が残ってはいましたが春ももうすぐという中、水谷先生と学生7名、記念会から会長井上、そして武藤さんもおいでくださいました。
両小学校の1年生から6年生まで約130名が揃った体育館で、学生によるこのプロジェクトについての説明などが行われた後、Tシャツが渡されました。
汗をかいても快適で、肌にやさしく清潔に保つことができる機能を持ったこのTシャツを着て、小学生が元気にのびのびと体を動かし、大きく成長していってほしいと願うものです。