8月26日(日)、大妻学院110周年事業として大妻コタカ記念会主催による「大妻コタカ先生生家を訪ねる旅」が実施されました。
集合時間前には参加者20名が全員揃い、福山駅からバスで生家へ。
途中「今高野山」により、室町時代に創建された総門の前で記念撮影。
この今高野山にはかつて、「多田道子裁縫所」(ここが元になって現在の世羅高校に発展していく)がありました。
コタカ先生は高等小学校を卒業後、この裁縫所へ通いましたが、今に残る総門をくぐり熱心に学ぶ姿が思い起こされます。その後東京に出た恩師多田道子を追うようにしてコタカ先生も「もっともっと学びたい」という気持ちを抱いて上京することになるのです。
そして生家に到着。生家では同窓会広島・世羅の皆さんがお出迎えくださいました。
今年の夏は連日厳しい暑さが続いており、生家の地でも暑いことには変わりはありませんが、すぐ横にある神農湖を渡ってくる風は一服の清涼剤となりました。
「ごもくめし」のおいしいお食事をいただきながら皆さんで歓談。
長くこの家を維持されてこられた熊田喜賢さんからコタカ先生との懐かしいエピソードも伺い、「ごもくめし」のご主人が丹精込めて咲かせた万葉の白い妖精ムラサキ(紫根草)の花をみせていただいたりとゆっくりとした時間を過ごしました。
その後、生家近くにある大成龍神社で参拝。この神社はコタカ先生の尽力によってこの地に社殿が建てられ、近頃はパワースポットとして訪れる人も多くあるようです。
そして同窓会広島・世羅の皆さんや「ごもくめし」店主の伏原ご夫妻のお見送りを受けて生家に別れを告げました。
この旅が参加された方々の心に残る旅になったことを願うものです。