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日別アーカイブ: 2019年10月11日
第27回「風そよぐコンサート」
10月6日(日)、大妻コタカ先生生家で「第27回風そよぐコンサート」が、大妻コタカ記念会主催で開催されました。
秋晴れのさわやかな気持ち良いこの日の演奏は、和の楽器(筝、篠笛)と洋の楽器(サックス、シンセサイザー)のコラボレーション。
どのように曲が表現されるのかとても興味深く、違和感はないのだろうかという懸念もすべて取り払われた素晴らしい演奏が繰り広げられました。
篠笛による「荒城の月」から、演奏会が始まりました。
素晴らしい音色で曲の情景が自然に浮かんできました。
八橋検校(やつはしけんぎょう)作の筝曲の名曲「みだれ」は、サックスと十三弦筝で、粉雪から吹雪にかわる様がダイナミックに奏でられました。
また、十七弦箏、十三弦箏、サックス、シンセサイザーによる「煉獄」は迫力に満ちた激しい演奏で圧巻でした。
この日に演奏してくださった6人の方は、8月に広島で行われている灯篭流しなど、数々のイベントで一緒に演奏しているそうで、息もぴったりという感じが伝わってきました。
いつもこのコンサートには遠くから楽しみにして来られる方も多く、手作りのお弁当も楽
しみの一つです。
長く続くこのコンサートが、これからも多くの方に楽しんでいただけるようにと願い閉幕となりました。
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世羅における講演会
10月5日(土)午後、大妻コタカ先生のふるさとである広島県世羅の太田庄歴史館において、「大妻コタカ~世羅が生んだ女性教育者~」と題する域学連携講演会を大妻コタカ記念会主催で開催し、私、井上が講演をさせていただきました。
昨年、この日と同じ大田庄歴史館で行った、大妻女子大学人間生活文化研究所主催「大妻コタカの生涯と大妻学院の歴史」の展示を引き継ぐ形で、より多くの方に「大妻コタカ」を知っていただくよう、講演会の機会を持たせていただきました。
事前に世羅の広報誌やケーブルテレビにより告知され、更には中国新聞にも掲載され、予定された会場の席はいっぱいになり有り難いことでした。
記念会会誌「ふるさと」をご覧になって来てくださった大妻同窓会広島・世羅の方々、共催いただいた大妻コタカ先生顕彰会の方々、昨年の展示を見足りない、新聞や広報誌を見て来てくださった地域の方々など、たくさんの方においでいただきました。
講演ではコタカ先生の生涯をたどりながら、コタカ先生の目指す教育がどのようなものであったか、それをどのように実践して、開塾から110年を経た現在の大妻学院に発展していったかについてお話させていただきました。
さらに、夕刻から二度目の講演会を世羅町の西上原上集会所で、西上原上コミュニティー推進協議会教育文化部の主催で開催いたしました。
内容は午後の部と同様ですが、こちらにも地域の方がたくさん来てくださいました。
小さかった頃大妻女子専門学校に来られたコタカ先生に声をかけてもらった思い出を話してくださったり(写真右)、「ごもくめし」の本を読んでいたが話を聞いて一層コタカ先生のことがよくわかったという声もいただきました。
多くの方からおおむね良い評価をいただけて安堵するとともに、偉大な女性教育者であるコタカ先生をより理解していただけたことに感謝する次第です。
このような機会をいただきました世羅町教育委員会をはじめ関係の皆様に心より御礼申し上げます。
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