11月9日(土)、大妻コタカ記念会文化講演会を開催いたしました。
今年度の文化講演会のテーマは「コタカ先生ゆかりの地 千代田区三番町」。
この日は大妻女子大学非常勤講師である滝口正哉先生に「三番町界隈 千代田区の歴史」という演題でご講演いただきました。
江戸時代番町のあたりは台地で、一面、武家屋敷で多くの旗本屋敷が立ち並んでいました。
古地図を元にして番町界隈の当時の様子を教えていただきましたが、大妻の校舎があるところには松平縫殿頭(まつだいらぬいのかみ)の屋敷があったそうです。
そして、江戸から明治に時代が移ると、旗本たちはこの地を離れ、空き地となった武家屋敷の後地は明治政府が桑茶畑にすることを奨励。
さらに廃藩置県によって旧武家地の払い下げがなされ、新しい町が数々誕生していきますが、番町は新政府官僚の邸宅に代わっていったという興味深いお話を、最新のアプリ<土地の時代の移り変わりが一気にわかるアプリ>を駆使して説明していただきました。
たくさんの資料をご用意いただき、大変楽しいお話をお聞きできましたことに感謝申し上げます。
次回は11月30日(土)、台風のため延期になった「三番町周辺探訪」を、大妻中学高等学校の寺尾隆雄先生にご講演いただきます。
皆様どうぞご参加くださいませ。