11月24日(日)、広島の大妻コタカ先生生家の周辺の木々は美しく紅葉し、しかも朝霧が立ち込める中、生家に近い大成龍神社(通称だいじょうさん)でこの一年を締めくくる「だいじょうさん祭り」がありました。
近年、出世神社として広く知れ渡っていることから、参拝に訪れる方がずいぶん多くなっており、この日は地域の方々はもとより、おそらくご利益を授かったのであろう方がたくさん来られてのお祭りになりました。
この時期にしては穏やかな日和で、寒風が吹くこともなく、つつがなく無事一年を過ごせたことの感謝を皆さんでだいじょうさんに報告して、お祭りの幕が閉じられました。
引き続き、生家の「ごもくめし」で、『久恵を語る会』が開かれました。
三川ダム建設のために湖の底に沈んだ久恵集落の人たちが、一年に一度こうして集まり旧交を温めあうことを続けて今日に至っています。
「自分の家とコタカ先生の家とは隣どおしで、おじいさんとコタカ先生は仲良く小学校に通っていた」というお話や、当時の狭い道を広げることや電気を通すことにコタカ先生の尽力が大きかったことなど、いろいろ聞かせていただきました。
最後は正統の万歳三唱(足を一歩前に出し手のひらは内側にして…)をして締めくくりとなりました。
昨年はこの会に出ておられた熊田喜賢さんの姿が見られなくなってしまったことは、とても寂しいものでした。
熊田さんが残してくださった地域の皆さんとのご縁をこれからも大切にしていきたいと思っています。