10月15日(土)大妻コタカ記念会の今年度第一回目の文化講演会を開催しました。
今年度のテーマは「食事が支える身体コンディションとパフォーマンス~栄養学のプロが伝える元気になるお話~」で、第一回のこの日は「世界で戦うための栄養サポート」と題して、管理栄養士としてスポーツ栄養学の専門家として活躍中の大前恵さんにご講演いただきました。
大前さんは大妻女子大学卒業後、会社勤務から専業主婦として過ごした後、株式会社 明治に勤務し、スポーツ選手の栄養指導に携わっておられます。
スポーツ界の広い分野の現役スポーツ選手に寄り添いながら、選手にとって食事がいかに大切なものか、どのように摂取していくのが良いのか、を理解してもらうための実際のサポートの様子を具体例を示しながらお話いただきました。
主食・おかず・野菜・果物・乳製品をバランスよく取っていく、取れない時にはどうすればよいかを選手の状況を見ながら指導することもあるそうで、選手の話をよく聞き、コミュニケーションの大切さがとても重要ということをおっしゃっていました。
また、プロ選手だけでなく、高校生(インターハイや国体レベルの選手、部活動の選手など)
を中心に若い世代のサポートもされており、若いうちに食事の大切さに気付いてほしいとも話されました。
大前さんは、大学の管理栄養士専攻で学ばれましたが、厳しい指導の中でありながら「まずはやってみなさい」という自由にやらせてもらった経験があり、それが社会に出てとても役に立ち、そのような環境で学べたことにとても感謝していると講演を結ばれました。
この講演会には若い世代の方も多く参加され、日々中学生に向き合っておられる方からの質問も出るなど、とても興味深い楽しい講演会になりました。
第二回は11月12日(土)「食事・栄養の知識・行動・改善は今日から」のテーマで大妻女子大学教授の川口美喜子先生にご講演いただきます。
どうぞお楽しみに。