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だいじょうさんまつり

11月27日(日)、好天に恵まれ暖かな日和のもと、広島県世羅町の大妻コタカ先生の生家 近くの大成龍神社で、例年行われている「だいじょうさんまつり」が行われました。

しばらく前に新聞でこの神社の紹介がされたこともあって、この日には昨年にも増してたくさんの方がお参りに来られました。

地域の氏神様として大事に祀られているこの神社は、近年は「出世の神様」として広く知られ、全国各地から参拝者が訪れる神社となり、境内にはたくさんの絵馬がかけられています。

この絵馬の用意やかける場所の設置などはすべて地域の方によってなされていますが、参拝者の急増で、追いつかない状況にあるそうです。

地域の方の勧めにより今年は神事に先立ち、この神社と大妻コタカの深い縁について、来られた皆様に説明をいたしました。

そのご縁というのは、

「ある時、田んぼの中に大きな石があり邪魔になるので数人がかりで邪魔にならないところに移したところ、翌朝になると元の田んぼに戻っている、また運んでも戻るということが三日も続き、当時の久恵の地域(コタカ先生の生まれ故郷)の人たちが、「この石はただの石ではない。霊験あらたかな石だからお祀りしよう」と、コタカ先生の家の裏山にお宮を建て、氏神様としていたそうです。

明治の末期にお宮の合併があり、このお宮は八幡神社に合祀されることになりました。

ところが昭和の初めに大妻良馬先生が先祖の調べものをしていた際に、霊能者の口をもって「自分は氏神の大成で、八幡様に同居させられているが、自分のお宮を作ってほしい。小さな祠でもよいから。」とのお告げがあり、驚いた大妻先生夫妻は早速元のお宮があった土地を買い戻し、祠を建て、ご神体の石も移して、お告げのあった通りにしたということなのです。」その後、三川ダム建設のために現在の地に移され、立派な社殿も建てられて地域の人の氏神様とし心のよりどころになっている。」というものです。

この日の神事は例年の通り粛々と行われ、引き続き、たくさんの奉納された絵馬のおたき上げの神事も続いて行われました。

今から60年以上前に、三川ダム建設のために、湖を見渡せるこの地に移された神社ですが、今では神社回りも整備され、お掃除をしてくださる方も後を絶たないそうです。

地域の氏神様として大切に祀られ、またパワースポットとしてこれからも多くの方がお参りされることでしょう。

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