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卒業生へのインタビュー

大妻同窓会長野の皆さんのご協力により、2回にわたり卒業生へのインタビューができました。

第1回目は諏訪にお住いの原さんと熊澤さんのお二人。

原さんは諏訪高女卒業後の昭和16年、東京神田の岩波書店に勤務する傍ら大妻の夜学に通い教員免許を取得し、地元に戻り教員として長く勤務されました。

岩波の創業者である岩波茂雄は社員に夜学に通って勉強するよう勧め、原さんもその言葉で大妻に通うようになったとのこと。18年に卒業(繰り上げ)されますが、大妻の先生はみな立派で、今日の自分があるのは大妻で学ぶことができたおかげ、大妻に通ったことは誇りである、とお話しくださいました。

原さん(写真前列左)と村史の編纂作業で一緒になり、同窓であることが分かったという熊澤さん(写真前列右)は大妻出身の先生に大妻進学を勧められ、昭和28年に短大家政科に入学。瓶細工を習ったことなど当時の様子をお話しくださいました。

 

第2回目は伊那にお住いの松澤さんと小池さんのお二人。

松澤さん(写真前列右端)の通われていたのはコタカ先生が教職追放の時。助手の先生が「コタカ先生がこのようにおっしゃっています」というようにコタカ先生の教えを代弁されており、コタカ先生がいらっしゃらなくてもその教えは浸透していたこと、物のない時代での学びの様子などたくさんのことを伺い、お持ちいただいたアルバムも見せていただきました。

昭和41年3月卒業の小池さん(写真後列右端)は、学友会長をしていた大学3年生の時にコタカ先生の勲三等宝冠章受章のお祝いの言葉を述べたり、卒業式では送辞、答辞を述べる大変栄誉な役割を担ってこられ、当時の学生生活についてもいろいろお話しくださいました。

皆さんのお話を伺い、どの時代にあっても大妻では「学ぶ」ことの大切さを教え、「学び」がその人の人格形成をなし、その後の生き方の基盤をなすものであるという教えが続いていることを思いました。

快くお世話いただいた長野の同窓会の皆様に感謝申し上げます。

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特別企画展のご案内(in昭和館)

九段下の昭和館で、特別企画展「昭和を生き抜いた女性たち~大妻コタカと大橋鎭子らが生きた時代~」が、7月22日から9月10日(10:00~17:00 月曜休館)まで開催されます。

昭和という時代に、様々な困難に出会いながらも社会的に大きな活躍をした女性二人を取り上げた企画展です。

大妻コタカは大妻学院を創立し女子教育に情熱を注ぎ、大橋鎭子は『暮らしの手帳』を創刊し女性の暮らしを豊かにする雑誌を作るために活躍を続けた、ともに昭和を代表する女性です。

入場無料ですので、皆様どうぞ足をお運びください。

昭和館ホームページはこちらです http://www.showakan.go.jp

 

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大妻同窓会新潟の総会

7月9日(日)、大妻同窓会新潟の総会がアートホテル新潟において開催されました。

最高気温が30度を超える真夏日ではありましたが、一年に一度、こうして総会で顔を合わせることを楽しみにして皆さんお集まりになりました。

総会では、Ⅰ期目を務められた渡邊代表を始めとする役員の皆さんが、そのままⅡ期目も継続して務められることが承認され、予定された他の議事もすべて拍手をもって承認されました。

大妻コタカ記念会(井上)からは、千代田キャンパスが開設から100年目を迎え、校舎棟などが新たに竣工した大妻学院の現況や大妻コタカ記念会の事業への取り組みについてお話いたしました。

「大きく変わった様子を見学に行きたいわね~」という声も聞かれ、皆さんそれぞれに自分の学生時代を思い出しながら、発展する大妻学院に大きな期待を寄せておられました。

詩吟が披露されたり、すてきな歌声を聞かせていただいたり、食事をいただきながら話も弾み、和気あいあいの時間を過ごしました。

初めて参加された方からも「楽しかったです」という言葉をお聞きして、新潟を後にしました。

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大妻同窓会宮城の総会

7月2日(日)、ホテルメトロポリタン仙台において大妻同窓会宮城の総会が開催されました。

議事は滞りなく進み、昨年から暫定的になっていた役員が改めてこの総会で承認され、大妻同窓会宮城のさらなる結束を、という言葉が交わされました。

そして、この春の叙勲で、長く青少年の更生に力を尽くされ2度目の藍綬褒章を受章された藤江様と、めでたく米寿を迎えられた伊藤様に花束が贈呈され、皆様で喜び合いました。

この後はおいしいお食事をいただき、皆様からのお話を伺いました。

この会に初めて参加された方が2名いらっしいました。その方々は、同じ学校で学んだという共通点が、こんなにすっと入っていける雰囲気を作っているのだと感じ、思い切って来て本当に良かった、とお話しくださいました。

先輩からは生きる知恵を授かり、後輩からはエネルギーを受け、皆さんそれぞれに豊かな気持ちを得て、「また来年お会いしましょう」を合言葉に散会しました。

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大妻家と大祝諏方家

6月25日(日)、大妻コタカ記念会と大妻コタカ・良馬研究所との合同調査として、長野県諏訪市博物館および大祝諏方家住宅(現在諏訪市教育委員会保管)へ行きました。

昨年10月に開催された大妻女子大学シンポジウムで「大妻氏と大妻神社」のテーマでお話いただいた高見俊樹先生に、その中で触れられた大妻家と諏訪大祝との関係をさらに詳しく教えていただくことを目的としたものです。

高見先生は現在、諏訪高島城資料館の館長をしていらっしゃいますが、学芸員として諏訪市博物館の立ち上げに尽力され、博物館にも展示されている数々の出土品の発掘にも関わってこられ、また最後の大祝諏方家の資料引継ぎにも携わってこられた方です。

ちなみにお嬢様が大妻女子大学社会情報学部のご卒業というご縁もあります。

この日のテーマである「大祝」とは諏訪明神の依り代(神霊が意思を伝えるために人間界に現れるときに依りつく対象物。つまり神の代行者)として諏訪社の頂点に位置した役職。

上社大祝は古代から近世末まで世襲され「諏方氏」を名乗っており(この場合には「諏訪」ではなく「諏方」)、中世までは諏訪領主として政治権力も握っていたのですが、明治維新を経て神官の世襲制度が廃止されるに伴い、大祝職も廃止されたのです。

この古来から続く大祝諏方氏を中心として、鎌倉時代には武士団として成長し、諏訪神党である神家一党三十三氏の中に大妻家が含まれています。(昨年の「ふるさと」68号参照)

江戸末期、生き神として最後の大祝職であったのは諏方頼武氏で、明治になって頼固氏、頼宣氏が家督を継ぎ、頼宣氏の子である弘氏で諏方家は途絶えることとなっってしまいました。

この日は、今に残る大祝諏方家の見学(外観のみ)をし、博物館に引き継がれた資料のいくつかを見せていただきました。

 

 

 

 

頼宣氏の妻の横山(旧姓)キマさんは大妻技芸学校で学び、のちに寮の舎監も務めており、頼宣氏も一時期大妻で教職についていたという大妻との深いつながりがあります。

大妻コタカ先生と幼い弘氏が布団で横になった笑顔あふれる様子が写真に残されており、コタカ先生が弘氏をとても可愛がっておられたことがわかります。

また、キマさんの丁寧に克明に書かれた日本刺繍を始めとする数々のノートも諏訪市博物館に保管されており、それを見るとキマさんは大変優秀な方であったであろうことが推察されます。

生き神として崇め祀られてきた大祝諏方家と大妻家や大妻の学校との強い結びつきなど、新たなことをたくさん知る一日となりました。

お世話になりました皆様、有難うございました。

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青葉の集い

6月4日(日)、爽やかな好天に恵まれ、平成29年度大妻コタカ記念会「青葉の集い」をホテルニューオータニで開催いたしました。

第一部は会員による総会で滞りなく進みました。

続いて第二部はご来賓の方をお招きしての楽しい企画と会食で、今年は俳優の金田賢一さんと音楽家の丸尾めぐみさんのユニットでの「朗読三昧」を皆さんに聞いていただきました。

金田さんの魅力的な声で語られる様々なジャンルの作品に、丸尾さんの奏でるピアノの音色が重なり、皆さんそれぞれにすてきな想像の世界が広がり会場全体を大きく包み込んでいくように感じられました。金田さんと丸尾さんの軽妙なやりとりも楽しいものでした。

サトーハチローの『言葉はやさしく美しく』から始まり、次の『日本国憲法前文』を耳にして、なんと格調高く崇高な文章であることかと改めて思いました。

那須のお医者さんが日常の出来事を面白おかしく綴った『医者ともあろうものが』から『婆っぱ』、そして東日本大震災の鎮魂の気持ちがこもった『星空と手のひら』、さらに『あなたの夢を形にしてください』などの作品の数々がピアノと共に語られました。

瞬く間に時間は過ぎ、その後は会食に移り、記念会会長の井上よりご挨拶を申し上げました。

今年、大妻が千代田校地に移ってきて100年になることにちなみ、開塾から学校設立、そして千代田への移転と、この間、10年前後にわたる歴史を紐解きお話いたしました。

このころの出来事すべてが、まさに今の大妻の端緒になっていることを思い、来年創立110周年を迎える大妻のさらなる発展を祈るものです。

今年4月に大妻女子大学学長に、そして6月に大妻学院理事長に就任された伊藤正直先生にご挨拶をいただき、呑山委佐子名誉会員による乾杯のご発声でお待ちかねのお食事へ。

途中ホテルニューオータニの料理長に素敵な名前の付いたメニューの説明もしていただきました。

来賓のご紹介に続いて、このほど大妻学院理事長を退任され顧問に就任された花村邦昭先生にご挨拶いただきました。

理事長就任の間、数々の建築を成し遂げられるなど大きな足跡を残されたことに、会場の皆さんから惜しみない拍手が続きました。

最後は恒例の新旧の校歌斉唱で締めくくられ、今年の青葉の集いの幕を閉じました

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大妻同窓会岩手の総会

5月27日(土)、大妻同窓会岩手の総会がホテルメトロポリタン盛岡で開催されました。

人数は少なめではありますが、こうして同窓生同士で顔を合わせ話していると、学生時代のことがいろいろと思い出されその思いを共有することができて嬉しいと、皆さん口をそろえておっしゃっています。

お仕事のために途中退席の方があったりもしましたが、地域にしっかり足を付け活躍している方のお話を伺うことができ、とても有意義な時間でした。

大学の様子や校舎建設が完了した千代田キャンパスについてをお伝えすると、大きく発展する大妻に皆さんから称賛の声が発せられました。

盛岡で昨年、皆さんの協力により文化講演会を開くことができ、会員以外のたくさんの方にも参加していただきお楽しみいただくとともに、「大妻」を知っていただく良い機会になりました。

これからも手を携え同窓会活動を進めていきたいと願っております。

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ベジフルフラワー講習会

5月27日(土)記念会主催、同窓会東京協力のもと、昨秋好評だった『ベジフルフラワー』講習会の2回目を開催いたしました。

講師は、S57年に大妻女子大学被服学科ご卒業の荒川昭子さんです。

ご家族総出で宇都宮からお越しくださり、手作りのものから入手困難な珍しいお野菜までたくさんご用意いただきました。

お部屋に入るとテーブルには今日の材料が並べられて、正面には荒川さんのアート作品があって、新鮮なお野菜の香りで溢れていました。

参加予定の方が定刻より早くお揃いになりましたので、講習会をスタート致しました。

まず、記念会代表の挨拶、続いて同窓会東京山田代表より講師のご紹介を兼ねてご挨拶いただきました。

その後、荒川さんから、『ベジフルフラワー』についてご説明があり、いよいよ作品作りに入りました。

今日の作品は、長ネギ3本とごぼう2本を足にして立たせるところから苦戦しましたが、講師の荒川さんは、細やかに1人ずつご指導くださって、皆さま夢中になって個性豊かな『ねぎリーナ』(バレリーナからつけた作品名)が出来上がりました。

参加者の半数が2度目ということでしたが、前回とはまた趣の違った作品ができあがり、今回初めて参加なさった方も含め参加者全員が楽しみながら真剣に野菜と向き合う90分となりました。荒川さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

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第22回風そよぐコンサート

今年も広島県世羅町の大妻コタカ先生の生家周辺では数多くの花が咲き競い、「久恵の里ごもくめし」には、広島県内はもとより山口県や愛媛県、島根県などからたくさんの方がおいでになって、おいしい食事を召し上がり、ゆっくりと過ぎていく時間を楽しんでいらっしゃるそうです。

6月4日には恒例の「第22回風そよぐコンサート」が開催されます。

毎年、春と秋に開かれるコンサートを楽しみにして来られる方も多くいらっしゃいます。

お誘いあわせて足をお運びいただきますようご案内いたします。

 

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大妻同窓会長野の総会

5月15日(月)、大妻同窓会長野の総会が開催されました。設立20周年を迎えた記念すべき今年の総会は、善光寺にほど近く、1890年(明治23年)創業の由緒ある犀北館ホテルを会場に行われました。

20周年の総会のメインは大妻学院理事長である花村邦昭先生の講演会。

大学の現況から講演が始まり、現在大学が準備を進めている新学部や、新たな取り組みについてご説明いただきました。

そして、大妻教育の原点である大妻コタカ先生の教えについてお話されました。

・誰かがやらなければならないことは、自ら進んでやろうという気持ち、わからないことはそこから勉強していけばよい、という姿勢。

・生かされている自分の命。人様の役に立つように、人様に喜んでいただけるようにという考え。

・始めから大きな目標を立てることはない、小さい目標から一つずつこなしていくことで大きな目標にたどり着くという励まし方。

などなど、巧みなお話に引き込まれ、コタカ先生を知る方も知らない方も、皆さんの心の中に新たなコタカ像が描かれたのではないでしょうか。

浅草寺の女性初の信徒代表を務められたコタカ先生の観音信仰から、花村先生ご自身の観音様に救われたいくつかの体験にまで話は及び、講演はあっという間に終わりの時間となりました。

20周年を祝うにふさわしい華やかなおいしいお食事をいただき、午後の懇親会では皆さんから学生時代の話や近況などを伺うことができ、和やかな雰囲気で今年の総会は幕を閉じました。

この日の総会を機に、役員は2年間務められた児玉さんを代表とする方々から、次の伊那地方の遠山さんを代表とする方々にバトンタッチされました。

同窓会長野の会員の皆さんの結びつきが一層強くなっていくことを確信して長野を後にしました。

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