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満開の桜
例年になく早く開花した桜。大妻千代田キャンパス周辺の桜は今が(3月22日現在)満開ですので、ご紹介します。
上左 東郷公園
上右 大学校舎前
左 中高校門横のしだれ桜
下左右 千鳥が淵
上左 靖国神社
上右 大妻通り
左 市ヶ谷駅前(交番横)
(すべて3月22日撮影)
他にも、市ヶ谷から飯田橋へのJRに沿った土手の桜も見事です。
この春の桜をどうぞお楽しみください。
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卒業式
平成24年度の高校、大学の卒業式が、3月17日(日)大妻多摩高等学校、19日(火)大妻高等学校、20日(水)大妻女子大学・大妻女子大学短期大学部(於東京フォーラム)でそれぞれ執り行われました。
今年は桜の開花宣言が出た後の卒業式で、いずれも春らしい晴天に恵まれ、卒業生にとって記念の日になりました。
大妻コタカ記念会からは会長が出席し、大妻コタカ賞を授与しました。
4月から新たな一歩を踏み出す卒業生の皆さんの前途が、輝かしいものであれと願い、会場を後にしました。
そして卒業生の皆さんが、大妻コタカ先生のおっしゃった『社会に貢献する女性』として大きく羽ばたいていかれることを願っています。
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同窓会千葉の役員会
2月28日(木)13:00~15:00市川市男女共同参画センター5階会議室で、大妻同窓会千葉の役員会が行われました。
この日集まった役員は7名で、平成25年度の事業に向けての打ち合わせが、会議室借用の時間ぎりぎりまで執り行われました。
平成25年5月18日(土)市川市文化会館において、一般財団法人大妻コタカ記念会主催の文化講演会を、大妻同窓会千葉の協力のもと開催することになりました。同窓生だけでなく広く一般の方にも参加いただける講演会です。
また、これまで毎年秋に開催していた総会を、今年は文化講演会の午後に大妻同窓会千葉設立40周年を祝し開催することが予定されています。
初めての試みやこれまでと違った事柄を柔軟に受けとめ、会を成功させるために役員一人一人が知恵を出し合い、意見を出し合い、詳細にわたり手際よく、そして和やかに千葉役員会は進められていました。
大妻同窓会千葉では、毎月1~2回このように公共の施設を利用し役員会を開催しているそうです。千葉の同窓会が40年の長きに渡り続いているのは、大妻力をたゆまず発揮されている役員の皆様のお力による所に他なりません。
平成25年度の大妻同窓会千葉の事業をどうぞ楽しみに。
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文化講演会 『百人一首の編纂~その選歌について~』
2月16日(土)の午後、大妻コタカ記念会第4回文化講演会を開催しました。
今回の講演会は『百人一首の編纂~その選歌について~』をテーマとして、大妻女子大学文学部教授である柏木由夫先生にご講演いただきました。
会場である大妻コタカ記念会館には、会員だけでなく、この講演をお知りになった一般の方や大学の卒業生、中でも柏木先生のゼミの卒業生も多くおいでになり、皆さんの『百人一首』に対する関心の深さを感じました。
柏木先生は、ご用意くださった資料に沿って、わかりやすく、とても興味深いお話をたくさんしてくださり、ぐいぐいとお話に惹きつけられる思いがしました。
前半は”成立と定家”について、後半は“選歌・構成”についての内容でお話しいただきました。
まず、現存する最古の本として文安2年(1445)堯孝が書写した『百人一首』の複製本を見せていただきました。
百人一首については、『明月記』文暦2年(1235)5月27日の記事に「…古来人歌各一首、自天智天皇以来及家隆・雅経」と記されており、最後の後鳥羽院、順徳院の名前が入っていないことについて、後鳥羽院と選者定家との関係を、鎌倉時代の時代背景をもとにして説明されました。そして、どこかの段階で、定家は後鳥羽院と順徳院の歌を加えたとし、定家の真筆とされる『小倉色紙』では後鳥羽院の「人もをし…」も順徳院の「ももしきや…」も含まれていることを教えていただきました。
百首の歌の分類は、四季を詠んだものが32首、恋を詠んだものが43首と大半を占め、配列はほぼ作者の時代順になっていること。冒頭の天皇父子と末尾の院父子の歌の内容が明暗を示していること。
また、「百人一首」の和歌は、その一首が作者の一生を象徴する絶唱が多く、一首の恋歌に作者の生涯が籠められているようにも見えるとし、貴公子の恋歌(藤原義孝、右京大夫道雅)、女の訴える恋歌(式子内親王、儀同三司母、右近)、敗北した帝王の恋歌(陽成院、崇徳院)を取り上げ、作者の強い恋心を興味深く解説していただきました。
この講演会のために大妻女子大学図書館より、大妻女子大学総合情報センター所蔵の、百人一首に関する貴重本2冊、1冊は連歌師の宗祇による注釈本、もう1冊は与謝野晶子の蔵書であった本、および「百人一首かるた」をお借りし、皆さんにご覧いただきました。また、柏木先生がお持ちのこれも貴重な『冷泉家文庫』の書籍も皆様に見せてくださいました。
「百人一首かるた」
箱は黒漆塗りの桐箱
畳紙はくすんだ茜乃至橙色の地に菊牡丹唐草文様
江戸時代中後期の作とされ、料紙には金泥が施され、鮮やかな色が残る素晴らしいかるたです
熱のこもった講演は予定の時間を少々オーバーしましたが、皆さんは大変熱心に聞き入っていらっしゃり、終了後に「貴重なものを見ることもでき、とても中身の濃い良い講演会でした」と、皆さんにおっしゃっていただくことができ、ありがたいことでした。
ご講演をいただきました柏木先生、そしておいでいただきました皆様に心より御礼申し上げます。
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『ウサギのひな人形』作り講習会(復興支援事業)
2月10日(日)、埼玉県加須市にある加須ふれあいセンターにおいて、原発事故の後、避難生活が続いている福島県双葉町の人たちも参加する『ウサギのひな人形』作り講習会が、大妻女子大学被服学科 大網美代子先生を講師とし、被服学科及び短期大学部の助手と大妻コタカ記念会が協力して行われました。
(写真は作り方の説明をする大網美代子先生)
この『ウサギのひな人形』作りは、昨年の2月、大学が積極的に取り組んでいる社会貢献、震災復興支援活動の一環として、被服学科及び短期大学部の教員・助手・学生有志で『ウサギのひな人形』30組を作成し、埼玉県加須市に集団避難している福島・双葉町のみなさんへ「笑顔が届きますように」と贈ったことがきっかけ。
その活動を加須市でご覧になられた方から、双葉町避難所の方々と近隣の高校生で『ウサギのひな人形』を作成し、福島の小学校へ贈る活動をしたいので講師を引き受けてほしいと大妻女子大学に依頼があり、加須市ふれあいセンター主催として、今回この講習会が開催されました。
3時間の講習で完成品を作成するためには、事前のパーツ作りが必要ということで、記念会も協力し、事前準備作業を行いました。
双葉町から加須市の騎西高校内の避難所で生活をされているという参加者は、「毎日体操をする場所に贈られた『ウサギのひな人形』が飾ってあり、いつも眺めていました。今日は自分が作り、そのひな人形を見るのが楽しみになりました。また、今日作った『ウサギのひな人形』が、福島の子供たちの成長を願い贈れることも嬉しい。」
双葉町から埼玉県内で避難生活を送っている方は、「ご近所は若い人ばかりで近所つきあいがないので、このような会があると集まった皆さんとお話しが出来て楽しかった。」とおっしゃっていました。
また、「針などろくに持ったことのないのに、簡単に作成できるだろうと考えて参加したが、考えが甘かった」と針と糸に悪戦苦戦の高校生もありましたが、助手の先生方に手助けしていただき完成。出来上がった『ウサギのひな人形』を「可愛い」と連呼していました。
一針一針丹精こめて縫い上げ、完成させた『ウサギのひな人形』。出来上がった30組の『ウサギのひな人形』が机に並べられると、どの参加者も満足した笑顔で語らっていました。
出来上がった『ウサギのひな人形』30組は、加須ふれあいセンターと(株)こうさぎくんとこいぬくん により福島の小学校へ届けられることになります。
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記念会メールマガジンの発行
このたび大妻コタカ記念会では、メールマガジン(略してメルマガ)を発行し、今までに大妻コタカ記念会へメールアドレスをご提供いただいたことのある方、またはメルマガ登録をされた方へ配信することを始めました。(第1号 1/31発行)
記念会では、生涯学習講習会、文化講演会等、様々な活動をしておりますが、その様子や今後開催される行事や講演会等のお知らせを、このメルマガを利用して、たくさんの方に直接お伝えしていきたいと思っています。
メルマガ登録が未だの方は、すぐに
記念会ホームページ http://www.otsuma-kotaka.or.jp から登録をなさってください。
新しい年も早くも2月。1日からは大妻女子大学、大妻中学校、大妻多摩中学校では入学試験が始まり、新年度への準備が着々と進んでいきます。
大妻コタカ先生は常々、学生・生徒に向けて「みなさんは私の後継者」とおっしゃったそうです。
春爛漫の4月、コタカ先生の志を継ぐにふさわしい新入生に出会えるのが楽しみです。
(2013年1月31日)
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大妻コタカ先生のお話から
1月も半ばを過ぎましたが、年の初めには”今年はこんな一年に…”と、願いを込められたことと思います。
昭和28年(1953年)1月、大妻コタカ先生はラジオ東京(現在のTBSラジオ)で次のようなお話をされています。毎日を送るうえで、参考になるものと思いご紹介します。
「私は生まれながら容貌の上では美人の上に大きく『不』の一字を載せなければなりませんが、精神美ならば心の持ちようで『我こそは日本一に』と大変な意気込みでおります。
私はいつでも和やかに平らな気持ちで、できるだけ善意に解釈して、すべてに感謝の気持ちを持ちたいと思っておりますが、この日ごろの祈りを今年も続けて、毎日を楽しみながら過ごしたいと願っているのでございます。
私は年をとるに従って、こんなことは小さなことだ、つまらないことだと馬鹿にしないで、小さいことが本当は大変大きなことだとしみじみと感ぜられるようになってまいりました。
また、毎日のいろいろの問題や苦難を見つめて、何とか明るいほうに解決の道を見出すことができますのは、感謝の気持ちが働いているためだと存じます。
何気なく鏡に映る自分の顔を見て、優しい目が映りますと「ああ、今日も美人になれた」と一人喜ぶのです。
家庭や職場で、難しい問題の起こることもありましょうが、困ったことにも苦しいことにも、お互いが愛を持って当たれば、和やかな話し合いのうちに円満に事を処理して、明るい感謝の生活ができるのではないかと思います。
感謝とか、有難いとかいうことは決して強制的ではなくて、ごくありのままの感情から流れ出る気持ちだと思います。
私どもは毎日の生活にいかに多くの恵みを受けているかと考えますと、どんな小さなものにも、つまらないことにも精一杯の愛情をもって生きようと思います。
私は若い時には、物事を悪く思ったり、不平やいろいろの悩みや苦しみがございましたが、今は感謝の日々によって穏やかな心の豊かさが持てるようになり、人様の愛情を素直に受けさせていただける気がします。」
読み進めてくると、自然に優しい気持ちになってきますが、皆様はいかがでしょうか。
この年は学校創立45周年を迎える年で、新しい校歌や制服を制定した節目の年でした。
当時コタカ先生は68歳。前年には長くつらかった公職追放が解除となり、理事長として学校運営に復帰されています。
戦争による苛酷な生活や公職追放という日々を潜り抜けて、やっと落ち着いた生活を取り戻せたコタカ先生の言葉には、とても重みがあり、素直に共感できるものです。
コタカ先生に倣い、私たちも日々心に留め、心の豊かさを保ち続けていけるようにと願っています。
(2013年1月17日記)
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新年のご挨拶
新しい年を迎え、皆様にとりまして佳き一年でありますように祈りあげます。
年末年始、日本海側は大雪に見舞われ、お正月を祝うのもままならない地域もあったかと思います。幸い関東は穏やかな天気に恵まれ、澄んだ青空にこの一年の平穏を願いました。
今年の干支は癸巳(みずのとみ)。1月4日の朝日新聞の天声人語で、『巳年は吠える虎、跳ねる兎、天翔る竜、と続いたのに比べると、地を這う蛇はいささか地味だ』と書かれていますが、「巳」という字には、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表していることから「起こる、始まる、定まる」などの意味があるそうです。
また、蛇は脱皮をすることから、「再生」を連想させるとも言われているそうですから、今年は心機一転、新しいステージに向けて、新たな事に挑戦するなど自分を高めていくにふさわしい年と言えそうです。
大妻コタカ記念会の生涯学習講習会や文化講演会では、これから何かを「始める」方に、また始めたことを「定まる」ようにする方のために役立つよう、努めていきたいと思っています。
来る2月16日(土)には、文化講演会を開きます。
大妻女子大学文学部教授の柏木由夫先生が、編者定家の百人一首編纂への思いを中心に、平安時代の雅な和歌の世界にいざなってくださいます。詳細は後日、ホームページに掲載しますので是非ご期待ください。
また、平成25年度の生涯学習講習会の内容は4月にお届けする「ふるさと通信」でお知らせします。多くの皆様に参加していただけるよう願っています。
去年今年貫く棒の如きもの 〈高浜虚子〉
去年から一夜あけると新年を迎え、心新たにする。時が移っても棒のようにまっすぐに貫いているゆるぎない気持をしっかりと持つことが大切だ、と自分なりに解釈し、新年を迎えるたびに思い出す一句です。
大正10年に大妻コタカ先生自らによって創設された大妻同窓会。毎年まっすぐな棒が貫かれ現在に至っているその重みを大切にして、大妻コタカ記念会の事業運営に取り組んでいきたいと思います。本年も大妻コタカ記念会への皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
会長 井上小百合
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特別講習会 「礼法によるお祝袋」の作成
大妻コタカ記念会主催の特別講習会「礼法によるお祝袋の作成」が、大妻同窓会神奈川の協力を得て、12月22日(土)10時より、横浜駅西口の「かながわ県民サポートセンター」にて開催されました。
講師は、大妻コタカ記念会 生涯学習講習会で講師をされている着物コンサルタント・着つけ礼法研究家の深井謙子先生です。先生は、あいにくの雨にもかかわらず、優しい黄色系統のお着物でお越しくださり、素敵な先生のお姿に、参加者一同「心地よい非日常」を感じるところから、講習会は始まりました。
まず、小笠原流礼法の「折形」についてお話しをうかがいました。室町時代に、人様に物を差し上げるとき、和紙でくるんで差し上げたこと。その際、「神」につながる「(当時貴重だった)紙」に包むことで、中の物を一層尊い物としたとの事で、折形は、礼法の一つとしてずっと大切にされてきたそうです。
のし袋は近頃簡略化されていますが、奉書紙(ほうしょし)を、着物と同じく左を上に重ね、上下を折りたたんで水引をかけると言うのが正式な形。上下を折りたたむときの重ね方は、「幸せは 上から折って下から受けとめる。 悲しみは下から折って上から流す」と覚えると良いとのこと。これで、どちらか迷うことは無くなりました。
今日できあがったのし袋は、さっそく新年のお年玉を子どもや孫にあげるときに使いましょう。きっと「わぁ、きれい。どうやってつくったの?」と驚かれるはず。「ちょっと尊敬されると嬉しいわね。」と、参加者それぞれが、楽しいお正月を思い浮かべました。
他にも、のし袋の「熨斗アワビ」のこと、関東のおひな様はどうして京都と逆なのか・・・などなど。とても興味深いお話し、お知恵の数々は、今日の参加者だけが頂いたお土産になりました。興味を持たれた方は、ぜひ次の機会にご参加ください。「今日は思った以上に面白かったです!」というのは、今日の参加者で一番若い方の感想です。
最後になりましたが、深井先生、ご遠方をお越し頂きありがとうございました。また、大妻同窓会神奈川の片岡代表をはじめ、役員の方々がいろいろお骨折り、ご協力くださいましたことに感謝いたします。
(2012年12月22日記)
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特別講習会 「礼法によるお祝袋」の作成 はコメントを受け付けていません
大妻コタカ先生43年祭
12月3日(月)大妻コタカ先生の43年祭が大妻記念会館記念室にて執り行われました。
大妻コタカ先生は1970年(昭和45年)1月3日に亡くなられましたが、毎年その1か月前の12月3日に年祭を行っており、今年は43年祭になります。
大妻コタカ記念会からはお饅頭が供えられました。
靖国神社神官により祭事が進められ、斎主の祝詞が奏上され、参列した大妻学院理事・評議員による玉串が奉奠されました。
その後はバスで大妻家の墓所である多摩霊園に移動し、相並ぶ良馬先生、コタカ先生のお墓にお参りをしました。
寒い日ではありましたが、多摩霊園の木々の葉は赤や黄の鮮やかな色に染まり、参拝者の目を楽しませてくれました。
(2012年12月5日記)
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