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紅葉の集い

118日(日)、大妻コタカ記念会主催の「紅葉の集い」が、国立劇場で開催されました。

毎年この集いでは歌舞伎鑑賞をしており、今年の演目は通し狂言「神霊矢口渡」。

この作品は、南北朝時代の動乱を描く軍記物語「太平記」を主な題材にしており、今の大田区矢口あたりがその舞台となっています。

今回は初代中村吉右衛門の上演から百年ぶりに、当代吉右衛門による「由良兵庫之助新邸の場」が復活されることで話題になっており、また、作者が福内鬼外で、これは科学や芸術分野で様々な業績を残した平賀源内のペンネームで、登場人物の台詞にも源内らしい表現がみられます。

この日は、雨模様のあいにくの天候でしたが、皆様楽しみにして大妻コタカ記念会の受け付けにおいでになりました。

大妻同窓会山梨からは9名の方がバスを仕立て参加されたことも嬉しい限りです。

吉右衛門の重厚で迫力ある演技は言うに及ばず、歌舞伎の様式美をふんだんに盛り込んだ舞台は大変見ごたえがあり、大いに満足できるものでした。

 

左は、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)作(昭和33年作)「鏡獅子」で東京国立近代美術館所蔵のものを、昭和41年に国立劇場の開場を記念して、国立劇場ロビーに設置されました。

六代目尾上菊五郎の演じる「春興鏡獅子」をもとに完成されたこの作品は来場者を魅了するものとなっています。

 

 

 

 

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大妻同窓会福島の総会

秋も深まった111日(日)、大妻同窓会福島の総会が、会津若松の鶴ヶ城にほど近い鶴ケ岡茶寮で開催されました。

かやぶきの趣のある門をくぐり石畳を進んで玄関へ。

お集まりの皆さんは、一年ぶりの再会に笑顔いっぱい。

部屋の窓からは真っ赤に色を付けた楓。

晩秋の会津のしっとりと落ち着いたたたずまいを感じます。

総会は滞りなく進み、会食へ。

素晴らしい器に盛られた会津の郷土料理の数々は、どれも上品な味付けがなされ、目も舌も大いに堪能させるものでした。

広い福島、遠くいわき市からの初参加の方もあり、寮で過ごした思い出や学校生活の出来事に花が咲き、大盛り上がりで時のたつのも忘れるほど。

寮に入るのに米穀通帳が必要だったこと、沖縄からの人はパスポートが必要だったこと、などの話には、どうして?という疑問も出るなど、今では想像もできない時代に学生時代を送られた方々のお話は貴重なものでした。 

 

次に、今日のもう一つのイベント「絵ろうそくの絵付けに挑戦」

お食事場所近くの、江戸中期の創業である小澤ろうそく店へ。

明治初期の建築物である店構えで、伝統ある会津絵ろうそくの製造をする、今では数少なくなった一店です。

江戸の昔から作られてきた和ろうそくは、木からとった蝋、楮(こうぞ)の和紙とイグサで作る芯から成り、手作り職人の技により美しい絵付けがほどこされ、素晴らしいろうそくに仕上がります。

その絵付けをするのですが、絵心のない私は悪戦苦闘をしながらも、オンリーワンの絵ろうそくができました。

皆さんとおしゃべりしながらの時間はとても楽しく、こうした珍しい体験ができたことを皆さんとても喜んでいらっしゃいました。

企画いただいた同窓会福島の役員の皆さん、ありがとうございました。

 

 

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大妻同窓会東京 設立10周年記念の集い

大妻同窓会東京は今年、設立10周年を迎え、1025日(日)総会に合わせ記念の集いが大妻女子大学のコタカフェにて開催されました。

会は山田代表の挨拶から始まり、ご来賓としておいでになった花村理事長に続き、記念会から井上がご挨拶をし、乾杯ののちお食事をいただきました。

 

 

 

 

東京は「東京」という地の利を生かして、この10年間に様々な活動をされてきましたが、その様子を映像で振り返りました。

美術館でランチをしたり、高砂部屋の見学をしたり、できたばかりのスカイツリーに行ったり、日本の伝統芸能に触れてみたり

時には皆さんで合唱をしたり、カリグラフィーの講習会をしたり…。

運営委員の方々がバラエティーに富んだ企画を立てられ、今日まで続けてこられたことにより、10年間の活動が確かな実績として会員の皆様の共有財産となっていることを確信いたしました。

 

 

 

 

 

設立当初から尽力されている方も多くおられ、10年の節目を迎えられたことに感慨もひとしおであろうと思われました。

そして、次の10年に向けても、大妻コタカ記念会とともに手を携え、着実に歩んで行かれることを願いました。

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大妻祭(大妻女子大学千代田キャンパス)に参加

1017日(土)、18日(日)に行われた大妻祭(大妻女子大学千代田キャンパス)に、今年も大妻コタカ記念会が参加しました。

今年の大妻祭のテーマは「Twinkling Flowers」

学生の異なる個性を花に見立て、すてきな花を咲かせよう、という思いが込められています。

コタカ記念会でも、生涯学習講習会の受講生の皆さんの個性あふれる作品の数々を皆様に見ていただきました。

季節を切り取って、吟味された言葉で表現された俳句。

彩り豊かに、華やかで素敵なフラワーアレンジメント。

思わず口に入れたくなるような羊毛フェルトでできたパンやスイーツ。

百人一首を題材に、選んだ一首をきれいな料紙にしたためた仮名書道。

そして、着付けの成果を人体で披露。

 壁面には記念会の活動や地方同窓会の活動の様子、大妻コタカ先生の生涯を展示し、ご覧いただきました。

また、スクリーンでは大妻コタカ先生の足跡や社会的活動の数々の紹介、そして生涯学習講習会の様子も紹介しました。

ご来場いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

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函館大妻高校代表生徒 大妻学院を訪問

1016日(金)今年も北海道の函館大妻高校の各科の代表生徒5名と先生2名が、大妻学院に来られ、学院の方と一緒に記念会から私もお会いしお話をしました。

毎年、修学旅行の最終日に、忙しい行程の合間を縫っての訪問で、大妻学院と函館大妻高校との繋がりを、より一層強く大切に感じるひとときです。

ひと時話をした後、コタカフェや大妻講堂の見学をし、博物館で説明を受け、皆さんは他の生徒の待つ原宿に向かわれました。

 

 

 

函館大妻高校の創立者である外山ハツ先生は、大正7年「上京して勉強したい。それも将来、娘さんたちが職業的に独立して社会と家庭に奉仕ができるように指導し養成したい」という強い思いを抱き26歳の時に上京。

そして、『東京にはいろいろな学校があるから、その学校を一校一校回って、自分の理想に合う学校、しかも教育よりも人柄を重視して学校選びをしたが、コタカの姿を一目見ると同時に、もう何校も回る必要はない、私の師とたのむ方はこの先生であると決心した』と大妻学院八十年史に書かれています。

大妻では足かけ6年学び、優れた成績を収め卒業。大正13年にコタカ先生から「大妻」の名を冠することを許され、唯一の姉妹校として「函館大妻技芸学校」の創立に至りました。

この日お会いした5人の高校生はそれぞれに夢を抱き、自分の進路を見据えていることを知り、社会に奉仕できる女性の育成を目指された外山先生の精神が、創立後92年になる今日にしっかりと受け継がれていることを思いました。

 

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文化講演会「今から備える介護と相続」 (於 仙台)

1011日(日)大妻コタカ記念会主催、大妻同窓会宮城の協力により、文化講演会が開催されました。

会場は仙台駅近くのAER28階、仙台市男女参画推進センター研修室で、講師に佐藤龍子先生(NPO法人PREMO理事長)をお迎えし、「今から備える介護と相続」というテーマでお話しいただきました。

 

 

第一部は「認知症を理解してその時に備える」

超高齢化社会を突き進む日本にとって、この認知症は深刻な問題となっており、誰にでも起こりうる脳の病気で、85歳以上では4人に1人にその症状があるといわれています。

認知症の人が不安に陥って、周りの人との関係が損なわれてしまったり、家族が疲れて共倒れになってしまわないために、誰もが正しい知識を持って認知症の人や家族を支える手立てを知れば、穏やかに「尊厳ある暮らし」をしていくことができる、ということから講演が始まりました。

認知症とは?、認知症の症状、認知症の診断・治療、認知症発症のリスクを少なくするには?、認知症の人と接するときの心がまえ、認知症の人への対応、などを具体的な例を交え、分かりやすく教えていただきました。

認知症は病気であること、早期の発見・受診・治療が大切、認知症を隠さず周りの手助けも大事、そして、認知症の人への対応は“驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない”の「3ない」を心がけること等のポイントは、とても重要なことと心に残りました。

第二部は「家族のために相続に備える~想いを引き継ぐために~」

相続は人が亡くなった時から始まるのですが、残された家族みんなが幸せに「争族」にならないように、準備が必要であること、

そのためには、①持っている資産の確認 ②納税資金の確保 ③遺産分割のためにしておくこと の準備をすること、

そして、その注意点について、いくつかのケースで教えていただきました。

最後に、一番大切なことは「遺産として残す想いを記し伝えること 相続人はその想いごと財産を引き継ぐこと」、

そして「相続」を「想族」としていくことで締めくくられました。

一部、二部共に関心の高いテーマで、会場の皆様は熱心に耳を傾け、メモを取っていらっしゃいました。

今日教えていただいたことを、介護をする側もされる側も、また遺産を遺す側も受ける側も、どちらになっても生かせるように、今後への「備え」としたいと切に思いました。

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大妻神社の例大祭

9月23日(水)長野県の大妻(おおづま)の里で、今年も大妻神社の例祭が執り行われました。

黄金色の稲穂が風に揺れる秋晴れのこの日、大妻同窓会長野の方6名と私が伺い参拝いたしました。

コタカ先生が杉の木をお手植えされたことを示す標柱が昨年立てられましたが、一年を経て風格が出てきたように感じました。

また、社務所にはこの額も飾られていました。

「人徳  勲三等 大妻コタカ85才」と記されています。

まさに晩年の手によるもので、大妻神社を大切に思い、足を運んでおられたことがうかがえます。

大妻家のご先祖に思いを馳せる秋の一日でした。

 

 

 

 

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ごもくめし第19回「風そよぐコンサート」のご案内

広島県世羅町の大妻コタカ先生の生家で続けられている「風そよぐコンサート」が、この秋も、来る10月11日(日)に開催されます。

第19回となる今回は、”フルートとギターとパーカッションの調べ”で、楽しんでいただける内容が用意されています。

どうぞお誘いあわせの上、お出かけいただきますようご案内いたします。

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特別講演会「戦後70年 私のヒロシマ」

718(土)14時から、大妻コタカ記念会館で「戦後70年 私のヒロシマ」と題する特別講演会を、大妻コタカ記念会主催で開催いたしました。

講師をお願いした佐野博敏先生(大妻女子大学名誉学長、前理事長)は広島市のご出身で、原爆が投下された時には、学徒動員で大竹市の工場にいらっしゃいました。

実家にはお母様がいらっしゃり、翌日からそのお母様を探して街中を探し回られました。まさに極限状態の中、倒れていたり亡くなっている人があふれている中、自分は顔を見分けることができなくても母が生きていれば、母の方から「博敏・・」と声をかけてくれるであろうということを頼りに必死に探されたそうです。

お母様は原爆による爆風で割れた窓ガラスが腕に突き刺さり、動脈が切れ大出血をして絶対安静の状態で救護所に収容されていたことが、一週間ぐらいしてやっとわかり無事再会を果たすことができたそうです。

先生が実際に目の当たりにした原爆の惨状が語られ、沖縄戦や広島と長崎の原爆などを含めて先の大戦で莫大な数の善意の人が亡くなったこと、原爆による放射能障害は20年後、30年後・・になってから発症してくることなど、歴史的な背景と共にお話しいただきました。

佐野先生はずっとご自身のこの体験をお話になることはなかったそうですが。学長時代の平成16年に短大家政科からの要請で学生にお話をされたそうです。

どのような反応があるのかと思いながら講演に臨まれたそうですが、学生は真剣に話に聞き入り、講演後に書かれた立派な感想文を読んで、若い人たちにきちんと語り継いでいかないといけないと強く思われたそうです。

年々戦争の事実が遠い歴史になっていきますが、今を生きる我々は、後の世代のために今日のお話をしっかり受け止めていかなければならないと思いました。

このご講演内容の詳細は9月発行の会誌「ふるさと」に掲載いたします。

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大妻同窓会埼玉の総会

75日(日)大妻同窓会埼玉の総会が開催されました。

これまで8年にわたり代表を務めてこられた市原玲子様に代わり、今年から矢野優子様が代表に就かれました。

市原様の長年のご功績に対し、大妻コタカ記念会から感謝状、同窓会埼玉からお花が贈呈されました。

 

同窓会埼玉では毎年、総会議事のあと講演会などを企画していますが、この日は「今さら聞けない健康の基礎知識」と題して、企業等で保健指導をしていらっしゃる看護師、保健師の岩崎有子さんにご講演いただきました。

お話は生活習慣病のこわさ、薬と食べ物の注意すべき組み合わせ、またトランス脂肪酸への警鐘など多岐にわたり、最後に年1回の健康診断を必ず受けてほしい、という言葉で締めくくられました。

テレビや新聞では健康に関する情報が流れない日はないほど世は健康ブーム。そのたくさんの情報の中から私たちは正しい知識を得て、健康で明るい日々を過ごすために、今日お聞きしたことを意識して、日常生活で役立てていきたいと思いました。

食事をいただいた後は、皆さんからの近況報告。

校歌を合唱して幕となり、また来年の再会を願いました。

 

 

 

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