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卒業生からのお便り

「ふるさと」65号が皆様のお手元に届きましたか。懐かしい母校が、今大きく変貌を遂げつつある様子も見ていただけたと思います。

その「ふるさと」を読んで、昭和60年3月被服学科卒業の塩野(旧姓 野上)雅代さんが、現在のお仕事を通して改めて母校を想い、メールを寄せてくださいました。

ご本人の了解を得て、その内容をご紹介します。

『私は、仙波千代先生の卒論&小笠原ゆ里先生のゼミで学び被服学科を卒業後、府川俊枝先生の服飾工芸学研究室で助手として勤務したのち、地元茨城県で公立高の家庭科教諭をしています。

最近では「茨城県版家庭科学習ノート」も編集しました。大妻でお世話になっている教え子も少なくありません。

一方、平成14年には新教科・情報の教員免許も取得し、現在は主に「情報の先生」です。情報という教科はパソコンを使う場面が多く、IT機器に精通しているように周囲には思われていますが、やっぱり私は針と糸が大好き。週末にロックミシンでワンピースを縫いあげて、月曜日にはそれを着て出勤することも多くなりました。手作り服にビーズをあしらったり、バッグや帽子をお揃いで編んだりとオリジナルのおしゃれを楽しめるのも、30年前に被服学科で学ぶことができたからだとつくづく感謝しています。

昨秋同僚から、大妻の被服学科を公募推薦で受験する生徒の指導を頼まれました。その生徒はAO入試にもチャレンジしていましたが、準備不足で不合格。「どうしても大妻に入りたい。」「自分の選んだ服を着た人が幸せになるような仕事がしたい」という彼女を何とかしてやりたいと、推薦入試日までの短い時間で面接や小論文の指導を何度も行いました。やや気難しい生徒でしたが、私が大妻出身だと知ると少しずつお互いに打ち解けて、意欲的に指導を受けるようになりました。

彼女が持参した大学案内に助手仲間だった大網美代子さんが指導者として掲載されていることを誇らしく生徒に伝えたり、「恥を知れ」・「ごきげんよう」の精神を説明したり、と私にとっても充実した時間でした。母校への熱い思いを伝授し受験に送りだしましたが、残念ながら結果はまたもや不合格。

しかしながらその生徒は最後まであきらめることなく勉強を続け、今春一般入試で別の大学へと進学していきました。

今日届いた「ふるさと」で大妻女子大学の入試状況を読み、頑張ったその女子生徒を思い出しながらメールをさせていただきました。

教育の現場で日々働けることに感謝し、今後も指導に尽力していきたいと思います。』

 

大妻への入学が叶わずさぞ残念な思いをされたことでしょうが、教え子さんの夢が大きく開くことを願わずにはいられません。

教育現場でこうして頑張っている人から、大妻の教えが伝わっていくことが何とも嬉しく有難い思いがしました。

大妻コタカ先生は、「女性は良妻賢母であれ」と言われていた時代に、「良妻賢母にとどまらず立派な社会人であれ」と一歩先に行く考えを持ち、女性の自立を促されました。

今回塩野さんからのメールをご紹介しましたが、たくさんの卒業生が社会のあちこちで立派な社会人としての生き方をされています。

その様子を記念会までお知らせいただきたいと思っています。

たくさんの方からの投稿をお待ちしています。

 

 

 

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秋のごもくめし風そよぐコンサート

広島県の大妻コタカ先生の生家では、定期的に「ごもくめし風そよぐコンサート」が開かれています。

これは、生家を利用して営まれているお食事処「ごもくめし」の店主ご夫妻が地域や近県の皆さんに楽しんでいただこうと企画・運営されているもので、毎回趣向を凝らし回を重ねて来られました。

この秋には第15回目となり、

10月13日(日) 13:30 開演(13:00開場) の開催になります。

 

 

 

 

 

 

 

おいでになれる方はどうぞ奮ってご参加ください。

お問い合わせ・お申し込みは

「ごもくめし」  ℡ 0847-24-0033 (広島県世羅郡世羅町川尻914-1) まで。

 

 

 

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oxford語学研修から帰国

9月12日(木)、2週間の語学研修を終えた8名は無事に成田空港に降り立ちました。

 

日本とは違って寒いくらいの日もあったようですが、みな元気で「あっという間の2週間だった」と話しており、充実した楽しい2週間を過ごしてきた様子が伺われました。

 

 

また次回、たくさんの卒業生の参加を願っています。

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oxford 語学研修に出発

昨年に引き続き2回目となるOxford語学研修へ、今年は8名のメンバーで8月29日(木)成田空港から出発しました。

OxfordのHertford Collegeで学ぶ15日間のプログラムは、語学研修のほかロンドン市内の見学なども含まれ、充実した内容になっています。

学ぶ意欲に燃えた8名にとって、さぞ収穫の多いものになることでしょう。

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実用書道

今年度の生涯学習講習会では、新たに「実用書道」の講座が加わりました。

のし袋や受付の芳名帳に自分の住所や名前を書くなどの、日常の様々な場面で必要とされる「筆を持って字を書く」ことに、臆することなく、筆文字の美しさを楽しんで身につけていただきたくことを目指して、従来からの生涯学習講習会「書道」の講師である伊奈葉佐千子先生にご指導いただいています。

この日は講習の2回目。

皆さんのし袋を用意され、自分の名前を書くことが練習の中心。のし袋のしきたりについても教えていただきました。

「先生にお手本を書いていただいて、それに倣って練習した字と、最初にお手本なしで書いた字とこんなに違うわ。上手に書けるようになって嬉しいわ」と受講生は喜んでいらっしゃいます。

一人ずつ丁寧に見てくださって、お直しをしてくださるので上達も早いのでしょう。

 

 

 

 

 

皆さんとても熱心にお稽古をしていらっしゃるので、回を重ねるごとにメキメキと腕を上げられることでしょう。

日本文化の良さを感じる講座です。

 

 

 

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大妻同窓会埼玉の総会・講演会

梅雨明けの猛暑となった7月7日(日)、同窓会埼玉の総会が開催されました。

議事はスムーズに進み、埼玉県行田市の蓮の大使である人形造形作家の小暮照子さんによる講演会「蓮の音を聞く」に移りました。

埼玉の市原玲子代表が「天女のよう」とたとえた通り、講師の小暮さんのたおやかな物腰、話し方には、会場の皆さんが魅了されました。

行田市の天然記念物に指定されている「行田蓮」(古代蓮)は1400年~3000年前の蓮であるといわれており、公共施設の建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽して甦り、一斉に開花した極めて珍しいこととして、行田市のシンボルになっています。

小暮さんは、彫塑、日本画を学びながら桐塑、胡粉の指導を受けられ、人形作家として日展に入賞されています。

蓮のスケッチをすることから蓮に魅せられ、風が吹くと揺れる蓮の姿が人間に見えるという思いから、蓮をモチーフにして人体を製作されるようになったそうです。

蓮の花には観音様がいらっしゃるのだから、蓮の花に失礼があってはならない、失礼がないように元気でなければならない、周りの人や環境に逆らいながら生きてはならない、そのような考え方が「蓮の心」であると、おっしゃいます。

人は、その人のドラマを一生作り続けていくことになり、その人の願い次第でいくらでもそれを膨らませ、幸せに向けていくことができる、出会えたご縁を大切にして、大事なものほどみんなで分け合って豊かに過ごしていきたいと、心に沁み入るお話はとても印象に残りました。

蓮の花の命は4日間、午前7:07の蓮が一番きれいとのお話です。

行田市には「古代蓮の里」がありますので、早起きをして出向いて「蓮の心」にふれることができるといいなと思う、心に残るご講演でした。

 

 

 

 

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古刹めぐり(大妻同窓会宮城)

東日本大震災から2年が経ち、傷心をいやすにはまだまだ時(とき)が必要です。

 大妻同窓会宮城では「あきらめないこと。どんな状況下でも自分の出来ることを探すこと。乗り越えられないことも確かにあるが、自分ひとりではない。人の輪を信じること」と『公立志津川病院 若き内科医の3.11』の著者である菅野武先生のことばを引用し、同窓生に大妻の絆を!と呼びかけ、同窓会活動をなさっています。

6月30日には、輪王寺と仙台市の北山一体の点在する伊達家ゆかりの5刹を巡る市内散策会が開催されました。

伊達政宗公夫人の愛姫と三男竹松丸のお墓のある「輪王寺」では、三重の塔の見える庭園に菖蒲が咲き、日本画の中に飛び込んだようでした。

回遊式の池では、鯉が間近に見え、栄養満点の鯉が水面から跳ねポチャリと大きな音をたて、「○○さんが池に落ちちゃったかと思ったわ・・・」と笑い声が響きました。

 

 

別名あじさい寺といわれる「資福寺」では、あじさいの咲く時期だけ呈茶があり一息。

 

 

 

 

 

 

 

 

  「東昌寺」では、樹齢500年を超える天然記念物『マルミガヤ』という大きなカヤの木があり、通常のカヤの実は楕円形ですが、この木は丸い実をつけるのが特徴で、そのためにマルミガヤと呼ばれるとか・・。

 

 

朝まで降った雨で木々や苔の緑が鮮やかでした。新鮮な空気を吸い、楽しく笑いながらの散策を楽しみました。

 

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橋本郁子先生の思い出を語る会

大妻中学高等学校で長く音楽の教鞭をとられていた橋本郁子先生が今年5月4日ご逝去されました。享年86歳。

連休のさなかであり、お住まいの鎌倉の混雑を考え、ご葬儀はご家族だけで執り行われました。その訃報を伝え聞いた先生を慕う多くの教え子たちが、郁子先生を偲び思い出を語る会を計画し、6月30日(日)に大妻コタカ記念会館でその会が開かれました。

 

昭和56年度大妻高校卒業の三村(旧姓上村)麻子さんを中心に同学年の世話人の方々が、橋本純夫先生と打ち合わせを重ね、準備を進められました。

当日は他の学年の方もお手伝いくださり、すべての準備を見事に進められ、大妻の卒業生の力に感嘆しました。

会場(3階)には華やかな郁子先生にふさわしい向日葵とアンセリウムで飾られた祭壇が設けられ、出席者の献花から始まり、担任をもたれた学年の代表の方から思い出が語られました。皆さんの口から出た共通のキーワードは「おおらか」そして「優しさ」。

  

 会場の3階には入りきれないほどたくさんの方がおいでになり、入れなかった方は、2階に置かれた郁子先生が担任された学年の卒業アルバムやご夫妻で訪れたヨーロッパの街のたくさんの写真、そしてその旅行の都度、旅の思い出を綴った純夫先生のノートに見入っていらっしゃいました。(数々の写真の中央にある色紙は、建長寺のご住職の筆にるものです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 セレニーの終わった後は、純夫先生を囲んで話の輪ができ、またこの日に久しぶりに会ったお友達や、クラブの繋がりでの友人同士など、さながら同窓会の模様で、郁子先生が結び付けてくださったものと誰もが嬉しい気持ちになったことでしょう。

また、大妻中学高等学校の近山教頭先生、徳増先生のお世話によって、校舎の見学もさせていただきました。新しい校舎になって初めてご覧になる方も大勢で、戻ってきてから「きれいですね」という声をたくさん聞きました。

先生とお別れすることはとても寂しいことですが、卒業生皆の心にはいつまでも郁子先生とともに過ごした学生時代の思い出が残り続けることでしょう。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして、この会を開いてくださった皆さん、ありがとうございました。                                       (2013.7.3 井上記)

 

 

 

 

 

 

 

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青葉の集い

6月16日〈日)今年の「青葉の集い」が開催されました。

朝方の雨も会が始まる頃には上がり、会場のホテルオークラ東京には、ご来賓の方々をはじめ会員の皆様約140名の方々にお集まりいただきました。

 

 

 

 

 

会場入り口には、この日をはさんで3日間にわたり、新聞に掲載された大妻の広告が貼り出され、20歳の若きコタカ先生の洋装の姿(和洋での卒業作品として制作されたコタカ先生ご自慢のドレス姿)に見入っている方が多くいらっしゃいました。

 初めの会員による総会では、議事が滞りなく進み、いよいよ来賓の方々をお迎えしての青葉の集いです。

先ず、ピアニスト甲斐万喜子さんによるサロン形式でのピアノ演奏。グリーグのノクターンから始まり、一度は耳にしたことのあるクラシックの名曲十数曲が奏でられ、会場の皆さんにとって心癒される時間になったのではないかと思っています。

パーティーは会長井上の挨拶から始まりました。今からちょうど60年前の昭和28年に行われた創立45周年記念として、新たに制定された校歌と制服についてを語り、その後の60年の大妻学院の発展を、卒業生として誇りに思うこと、今後も学院との連携を深めていきたいことが述べられました。

続いての来賓ご祝辞では、大妻学院の花村邦昭理事長から、新聞の一面広告を出すに至った経緯や、4月の合併により、大きな規模の学校になったことのお話がありました。また、大妻女子大学・同短期大学部の荻上紘一学長からは、学長になってこの一年に「大妻の卒業です」と声をかけられることが多かったこと、国際センターを設立して大学のグローバル化を目指していることなどのお話を頂戴いたしました。

そして、中里トシ子記念会名誉会員による乾杯で会食に移りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、 ホテルの総料理長から、本日のメニューと食材についての詳しい説明があり、お料理を一層おいしくいただきました。

  大妻地方同窓会は現在14の地方で活動をしていますが、この青葉の集いにはその代表者の方々がご出席になっています。その方をご紹介した後、今年創立40周年を迎え、5月に記念会主催の40周年記念講演会を行った同窓会千葉の代表である四宮光枝さんに、その活動の様子についてをお話していただきました。 

 

 

 

 

 

最後は恒例の校歌斉唱。

先ほど会長のあいさつでも触れた旧校歌は、先ごろ大妻高等学校のコーラス部の生徒さんに歌っていただきCDに収めたものを、皆さんに聴いていただきました。

皆様と和やかに過ごした時間は瞬く間に過ぎ、今年の青葉の集いも幕となりました。

おいでいた皆様ありがとうございました。また来年もお目にかかれることを楽しみにしております。

 

 

 

 

 

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手芸(フェルト羊毛)講習会が始まりました

今年新たに、大妻コタカ記念会の生涯学習講習会の講座として『手芸(フェルト羊毛)』が6月15日(土)から始まりました。

講師は大妻女子大学文学部国文学科卒業である福田りお先生。

福田先生は、子育て中にニードルフェルト手法と出会い、以来独学で創作活動を続け、オリジナルの羊毛スイーツのジャンルを確立されました。

現在、カルチャーセンターで教えられていたり、著書を出されたり、大活躍をされています。

 この日はこれを使って可愛いスイーツを作ります。

先生の周りに集まって、やり方を教えていただくことから始まりました。。

 

 

 

 

 

皆さんひたすらピンを動かし、わからなくなった時には先生に教えていただき、完成を目指します。

 

 

 

 

 

出来上がった作品はこちら。

予定の2時間もあっという間に、皆さんそれぞれに素敵な作品が出来上がり、「お部屋に飾ります」と喜んでお持ち帰りになりました。

この後、どんな作品が出来上がるか、とても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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