5月21日(土)、大妻同窓会愛知の総会が、名古屋駅前の名鉄ニューグランドホテルで開催されました。
今年は平成25年に卒業された方がおいでになり、若い方の参加を皆さん喜んで迎えられました。また、昭和24年卒の方は毎回参加されており、今年も元気なお姿でお会いでき、和やかな雰囲気で会が進みました。
議事を終え記念撮影をして会食へ。美味しいお食事をいただきながら話が弾みました。
この方は昨年初めて参加されたのですが、そこで「何とも言えない優しいふわふわとした空気、ふるさとに帰ってきたかのような安堵感」を感じられたそうです。
長く教員を務め今もなおその職にありますが、これまでの日常生活の中で、「個」が軽んじられ犠牲の色が濃い「良妻賢母」というものに対して様々な矛盾を感じてきて、同窓会と距離を置いてきたと言います。
しかし、昨年参加して、ご高齢の方も学生に戻ったように若々しく語る姿に接し、良妻賢母の前に「個」の自分らしく輝いて生きる、犠牲ではなく主体的に取り入れた生き方が素晴らしいと感じ、「良妻賢母」教育を根っことした教訓が自分の中で納得できすっきりしたそうです。
この方は(もうすぐ70歳)とてもエネルギッシュに活動していらっしゃいます。ヒマラヤに登ったり、食事がままならない子供に食事を提供する「こども食堂」を立ち上げ運営するボランティア活動もされています。
学生時代に150人分の給食を毎週作る経験をはじめとして、大妻で学んだことがすべてその後に役立っているとおっしゃっていました。
このお話を伺い、「らしくあれ」の言葉、らしくあるためには輝く個性がなくてはならないというコタカ先生の考え、そして自立した女性への道筋をつけられたコタカ先生の先見性を思いおこしました。
総会は、また来年の再会を期し幕を閉じました。