11月19日(土)地方での文化講演会が宮城県で行われました。
13時30分、大妻同窓会宮城・田中勢子代表の司会により、大妻女子大学人間関係学部・町田章一先生と東京有明医療大学・大沼幸子先生(お二方ともダンスセラピスト)による「からだと心のケア~癒しのダンスセラピー~」と題する講演会(ワークショップ)が、ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区)芙蓉の間で始まりました。
司会の田中勢子・大妻同窓会宮城代表(写真左)
開会挨拶をする井上小百合一般財団法人大妻コタカ記念会会長(写真右)
<ダンスセラピー>は、練習はいらず、先生のまねする必要もなく、せっかく来たのだから何々しなくてはいけないということもなく、来た人が気持ちよく、心が軽くなるようにするのが目的、疲れたなと感じたから休んでいただいてもよろしいのです。と町田章一先生(写真右側)に解説をいただき、初めて集う者同士の緊張も徐々にほぐれてゆきました。
町田先生と大沼先生のジョークにあふれる話術は見事で、その話術に癒されたと受講後のアンケートに記された方もあり、笑い声が絶えない講習となりました。 下の写真左は「ダンスセラピーはイメージを伴います。高い所の何かをつかもうとイメージしましょう。皆さんは何をつかみたいですか。」の町田先生の問いに「元気!」と声があがり、元気をつかもうと手を伸ばしているところです。
息を吐くことで体のこわばりはほぐされる、脱力することも大切と学び、日ごろ運動をしていない人も体が自然に動きました。太極拳風ダンスでは大沼幸子先生(写真下左)のしなやかな動きに魅了され、それぞれに自由にダンスを楽しみました。
最初は、個々に、そしてペアに、3人組、最後は全員で・・・といった具合に、今日はじめて会った受講者同志がいきいきと楽しく、そして一体感をも感じることのできる、実に身も心もしっかり癒されたダンスセラピーでした。
受講後のアンケートの一部に「震災を忘れて身体を動かせて気分が良くなった。60代・女性 」「被災した従妹の心のケアを今日の勉強を生かし楽しみを分かち合いたい。80代・女性」「石巻の運動支援に行くので早速今日の勉強をいかしたい。40代・女性」とあり、今回被災地宮城県仙台で、公益事業としてダンスセラピーを開催出来たことは何よりでした。
今回のこの事業を開催するに際し、講師をお引き受けくださいました町田先生、大沼先生、そして自らも被災されながらもきめ細やかなご準備をしてくださいました大妻同窓会宮城の皆様方に心より感謝いたします。ありがとうございました。